ピアノのレッスンで、先生が
[f]フォルテは大きく弾きなさい、とか、[p]はもっと小さく弾くとか、、、
本に書いてある記号を見て注意されたことがありませんか?
確かにフォルテは大きく、ピアノは小さくって言う表現も正しいのですが、ではどうしてそのように弾かないといけないのか考えでみたことありますか?
特にクラッシックのピアノの教本には色々な記号がついています。これは記号少しずつ覚えていくために書かれているように思えますが、記号のように弾けるようにピアノの音を出す練習の方が表現力をつけるためにはとても大切なんです。
自分がこう弾きたい、人にこう伝えたいって思った時に、その心がピアノを通じて相手に伝わるようにする為の勉強です。
ガチャガチャと音を立てて弾くピアノでは、誰も感動しませんよね。少しばかり間違えても、一つの音でも聴いている人を感動する音色を出せるように、基本的な教本はしっかりと指示された記号を見落とさないで練習しましょうね。
川本あつ子